環境設定
計算機と設計環境
ICE の Sun ワークステーション(iceas,
icea01〜icea10) では、以下のツールが利用可能です。
- Cadence 社ソフトウェア一式:Verilog HDL 処理系
(LDV)、配置配線系 (SE)、フレームワーク/アートワーク系
(IC)
- Synopsys 社ソフトウェア一式:VHDL シミュレータ
(VSS)、VHDL/Verilog HDL 合成系 (DC)
- Avant!
社ソフトウェア一式:配置配線系
- Altera 社ソフトウェア一式:FPGA
統合環境
上 3
社のソフトウェアは、東京大学大規模集積システム設計教育研究センター(VDEC:
VLSI Design and Education Center) の共同利用によります。Altera
社ソフトウェアは、Altera University Program
で提供されています。
ホームディレクトリに置く設定ファイル
- Synopsys 社と Altera 社のツールの設定
- 本実験では、Synopsys 社と Altera
社のツールを用います。各ツールは「/eda2」以下の各ディレクトリにインストールされています。「~edauser/cadsetup.csh」(/home/edauser/cadsetup.cshのこと)を読み込むか、これを参考にコマンドパス、環境変数を各自設定してください。ホームディレクトリ(カレントディレクトリではない)にどうファイルをコピーしたら、
と入力して、設定を読み込みます。
- Maxplus2の設定
- Maxplus2というツールの設定を行います。「~edauser/」から「maxplus2.ini」を各自のホームディレクトリ(カレントディレクトリではない)にコピーして下さい。
カレントディレクトリに置く設定ファイル
- 論理シミュレータの設定
timebase = ns
work > default
default : ./work
|
.synopsys_vss.setup
- 1
行目はシミュレーションの時間の単位の設定、2, 3
行目は中間ファイルが置かれるディレクトリの指定です。最終行に改行を入れることを忘れないで下さい。2,
3
行目でこのように指定した場合、ディレクトリを作っておく必要があります(「mkdir
work」で「work」というディレクトリを作成)。
- Synopsys 社の論理合成系 Design
Compilerの設定
Designer = "ktakagi"
Company = "Nagoya-U"
target_library = { lsi_10k.db }
link_library = { lsi_10k.db }
symbol_library = { generic.sdb lsi_10k.sdb }
|
.synopsys_dc.setup
- 1, 2 行目は自分の名前の指定、3〜5
行目は合成に用いるライブラリの指定です。合成ライブラリは、AND
ゲート, OR ゲート,
フリップフロップなどの部品のセットの機能と特性が記述されたものです。