LaTeXの使い方


ICE で使用できる LaTeX 関連のコマンド

ICEのPCにはLaTeX による文書作成で用いるコマンドとして以下のものがインストールされている。

コマンド名説明使用例
platex LaTeX ファイルから DVI ファイルの生成 platex report.tex
dvipdfmx DVIからPDFへの変換 dvipdfmx report.dvi
acroread PDFの閲覧 acroread report.pdf
pxdvi DVIファイルの閲覧 pxdvi report.dvi
dvips DVIからPostScriptへの変換 dvips -t a4 -q -f report.dvi | lpr

作成する LaTeX ファイルの文字コードは、UTF-8 にすること。 UTF-8以外(Shift-JISやEUC)で作成した場合、 DVI ファイルが生成できなかったり、文字化けすることがある。

DVI ファイルの印刷は dvipdfmx コマンドで PDF に変換してから acroread を使用して印刷する方法と、 dvips コマンドで PostScript に変換してから lpr で印刷する方法がある。 PDF ファイルをダブルクリックすると evince が起動されるが、 evince では LaTeX で作成した PDF ファイルを印刷できない場合があるので注意すること。

LaTeX を使用するための初期設定

ICEで LaTeX 関連のコマンドを使用するには /usr/local/texlive/2015/bin/x86_64-linux をコマンドサーチパスに追加する必要がある。 コマンドサーチパスの追加法は使用しているシェルによって異なる。 デフォルトの設定ではシェルは tcsh である。

その他の環境で使用する場合は TeX Wiki を参考にするとよい。 TeX Wiki では LaTeX の使い方も紹介されている。 Windows に LaTeX をインストールする場合は TeX インストーラ3が参考になる。

自宅等でのレポート作成には、 LaTeX をインストールしなくても文書作成が可能なクラウドの LaTeX 環境を利用することもできる。 このような LaTeX 環境としては Cloud LaTeXOverleafShareLaTeXなどがある。

LaTeX で画像を挿入する方法

LaTeX で作成する文書に画像を挿入するには graphicx パッケージを使用する。 使用するコマンドにより、LaTeX ファイル中でのパッケージの指定法が異なる。

基本的に挿入できる画像ファイルは EPS(Encapsulated PostScript)形式である。 画像の挿入には LaTeX ファイルで \includegraphics コマンドを用いる。 このとき scale オプションで画像を拡大・縮小することができる。 以下の例は image.eps を1/2に縮小して挿入する場合である。

\includegraphics[scale=0.5]{image.eps}

JPEG形式の画像ファイルはEPSに変換することで文書に挿入できるが、 dvipdfmx はJPEG形式の画像を変換せずに直接扱うことができる(dvips は扱うことができない)。 JPEGファイルを挿入するには \includegraphicsBoundingBox を指定する必要がある。 JPEGファイルの BoundingBoxebb コマンドを使用して取得できる。 例えば以下のように実行するとファイル image.bb が生成される。

ebb image.jpg
image.bb の中の %%BoundingBox: の後に記述された4個の数字を以下のように \includegraphicsbbオプションで指定する。
\includegraphics[scale=0.5,bb=0 0 1200 664]{image.jpg}

画像ファイルの作成


情報工学実験 | ICE (教育用計算機室)


Last update is 2015.9.24